仮定法過去完了

思うに、高校の3年間でいうならば、1年生が最も重要だと思う。ここですべてが決まると言っても過言ではない。この時期にあらゆるノウハウをつぎ込むべきだと思う。以前は、「受験指導の神様」みたいな人が毎年3年生を担当するという不文律のある学校で勤務したことがあるけれど、悪いけど、そこだけいくら力を入れても手遅れだ(結局、テクニック的なことを詰め込むことに終始しがち)。1年生のうちにどれだけ基礎を定着させられるかがすべて(高校入学時にすでに基礎は完璧という生徒の相手をしたことがないので、そういう学校はわからない)。

 

……という思想なので、1年生の担当をするときにはかなり時間をかけてプランを考え、資料を作るわけだけれど、今年度はコロナ騒動で1年生のスタートの数ヶ月が奪われてしまったのは、とってもとっても痛い。ま、2ヶ月遅れだろうが、3ヶ月遅れだろうが、ひとつひとつ関門をチェックしていくしかないのだけれど……。