1年生の英語

この1年を振り返っておきたい。

 

コロナ騒動で休校などがあったものの、英語表現の授業では本格的に「意味順」を導入した。自作の教材を使ったのだけれど、いろいろと改善の余地があった。生徒の反応は概ね良好だったようだけれど(アンケートによるが、忖度を割り引いても、それなりに良好な反応だったのではないかと思う)、僕の期待したほどの効果ではなかった。やはり、コロナの影響で本来予定していた活動ができなかったことが一因かと思われる。また、僕自身の想定自体が甘かったということもあるだろう。もっと緻密な計画が必要だった。チャンスがあれば、もうちょっと教材に手を加えて、もう一度やってみたい。

 

後期からは(厳密に言えば、前期の最終盤から)、ひとつのトピックに基づいて、モデルパラグラフをdictogloss、そのトピックについて自分の考えを話したり、書いたり、対話したり、ということを繰り返してきた。前任校ではかなり効果を上げた方法だ。でも、うちではちょっと難しかったようだ。前期の意味順で基本的な英文の産出ができるようになり、後期のトピック別で自分のことを英文で表現するという流れを想定していたのだけれど、基本的な英文の産出が難しい生徒が多くて、スムーズにトピック別の活動につながらなかった。方法論としては、それほど的外れだったとは思わないのだけれど、素材がちょっと難しすぎたか。もうちょっと易しい素材で始めるべきだった。でも、子供だましのような素材でこの活動をやっても面白くも何ともないので、やはり、この活動をうちの1年生を相手にやるのは無謀だったと言うことなのかも知れない。もう1ステップ、何かが必要だったか。具体的には何か思い付くものがあるわけではないけれど。

 

続きは、また今度。