試験

試験。コ英の方は「いや、そりゃねぇだろ」とだけコメントしておく。詳細は書きたくないので、書かない。英表の方は僕が作問。いつも作問が終わった段階で、各問の予想通過率に配点を掛けて、それを合計することで平均点を予測しているのだけれど、珍しく予測平均点よりも実際の平均点の方が高かった。生徒たちがよく頑張ったということでもあり、喜ばしいことではある。でも、そもそも通過率を予想する段階で「どうせできねぇだろ」と考えている自分がいて、絶対に理解してもらいたいはずの基本的な事項なのに、低めの通過率しか予想できないという情けない状況だった。それは絶対に理解してもらいたいことであるにもかかわらず、理解してもらったと自信を持って言えないということでもあり、通過率を予想する時点ですでに負けていたということなんだよなぁと思うにつけ、何だかコテンパンに打ち込まれて強烈なブーイングを浴びながらベンチに引き上げるみじめな投手のような気分になった。というわけで、ここ数日は暗~い空気を引きずりながら生きている。

 

ところで、各問ごとに予想通過率を出して平均点を予測するという作業は、たぶん10年くらい前からやっている。同時に解答時間も計算していて、平均点や解答時間の予測値を見て、出題形式を変えたり、問題を差し替えたりしていて、予測通りにならないまでも、ずいぶん頼りにしているデータだ。作問を担当するたびに、同じ科目を担当している他の先生にも予測値を渡しているのだけれど、「自分もやってみよう」と言ってくれた先生はかつてひとりもいない。たぶん、労力に見合うだけの価値のないデータだということなのだろう。僕自身はなかなか良いアイディアだと思っているのだけれど、さすがに僕は異端だけあって、僕が良いと思うものは世間ではあまり良いと思われないものらしい。ま、いつものことなので、さほど残念にも思わないのだけれど……。いけね、長々と愚痴を書いてしまった。