教育って誰のためのものなんだろうね

ずいぶん前から言っていることだけれど、外部検定をCEFRに換算したところで、ほとんどの高校生はA1、A2、B1までのいずれかに該当するのではないか。とすれば、せいぜい、「苦手」「普通」「得意」という程度にしか弁別できないわけで、その程度のことを弁別するために受験生に高い受験料を強いてまで外部検定の受験を求める必要があるのかって話。

 

そもそもがその程度のことでしかないのに、様々な問題が依然として解決されないままに、誰の目にも明らかな大混乱に向かって突き進んでいくわけだね。そんなことは、文部科学省も日本英語検定協会もベネッセもわかっていないはずがないのだけれど、それでも「やめる」「延期する」とは言えないわけだね。

 

大混乱が必至であることは誰の目にも明らかなのに、外部検定の利用をやめるという大学があまり出てこないというのが不思議だ。後始末に膨大な作業を強いられるのは大学だと思うのだけれど。膨大な後始末を押しつけられても外部検定をやめるとは言えない事情があるのだろう。お気の毒に……。

 

そして、英検S-CBTの予約はあと1週間で締め切られる。