大混乱必至の「外部検定」、本当にやるの?

繰り返すけれど、もはやすべての大学が「外部検定」を合否判定の材料としないと決断すること以外に、大学進学を目指す高校生を救う手段はないように思われる。まだ大学入試センターと協定を締結していないらしい英検が大学入試英語成績提供システムから離脱すれば……そんなことないか。

 

中学生のための体験授業のプランがようやくできた。周囲の期待に応えて、似非コミュニケーション活動をすることにした。

 

ひとつめは、自己紹介のアクティビティ。入学直後の授業でよくやるパターン。Q&AでALTに質問をしていく形のモデルを見せた後、生徒たちは教室内を歩き回ってモデルと同じ質問を使って何人かの生徒にインタビューしながら、ハンドアウトの表を埋めていく。その後、何人かの生徒には自分の隣の席の生徒について紹介してもらう。

 

ふたつめは、よくあるインフォメーション・ギャップ。それぞれの生徒が異なった情報を持ち、3人の人物が3つの時間帯で何をしているかという表を埋めていく。最終的には、ある時間帯にアリバイのない人物を特定することがゴール。ALTにも参加してもらうことにした。決定的な情報をALTだけが持っているように仕込んでおいて、ALTに話しかけなければタスクを完了することができないようにした(活躍の場がないと拗ねるALTへの配慮)。質問や答えに使われると想定されている文は、中学校ではあまり馴染みのない型にしてみた。というのも、どうやら体験授業で英語を選択した中学生は、割と英語を得意としているようなので、お馴染みのパターンの英文だと退屈してしまうのではないかという気がしてきたから。最初は、かなりシンプルな英文を使うつもりでいたのだけれど、もっとチャレンジングな内容を期待されているのではないかということで、方向を変えることにした。とは言うものの、それほど複雑じゃないので何とかなるんじゃないかと思っているのだけれど……。