再話のガジェット

授業で再話をしているのだけれど、その際にカウンタを持たせて発話語数をカウントさせている。実際にカウンタを使っていた経験のある前任校の同僚の提案で使い始めた(その前に何かの研究会でやってみたことがあるのだけれど)。語数をカウントすることに批判的な人がいることは知っている。でも、うちの生徒のように、あまり英語の得意でない生徒では、こういうガジェットを持たせるだけで、活動が活発になったりする。何よりも、聞いている側が、正確にカウントするために、相手の発話をよく聞くようになった(実際のところは、正確にカウントできるわけではないのだけれど、正確であるかどうかは問題ではない)。ペアを替えながら何度か話してもらうのだけれど、同じ話を何度もするわけだから、必然的に発話語数は回を重ねるほどに多くなる。これが意外に生徒にとっては励みになるらしい。スラスラと喋ることができるようになってきているということを数字が示してくれるというわけだ。語数をカウントすること自体に意味はない。でも、それによって生徒の発話に対するモチベーションが上がるのであれば、それはそれでいいと思っている。